西武中村剛也V弾で王手、菊池雄星にソフト白星贈る

西武対ソフトバンク ソフトバンクを下し、お立ち台でマジック1をアピールする西武菊池(左)と中村(撮影・河野匠)

<西武5-3ソフトバンク>◇28日◇メットライフドーム

西武中村剛也内野手が20年ぶりの地元Vをグッとたぐり寄せる決勝アーチを放った。

3-3の同点で迎えた6回、ソフトバンク千賀がカウント1-1から投じた低めのフォークを振り抜いた。一直線でバックスクリーンに飛び込む28号決勝2ラン。お立ち台で中村は「少し詰まってたんでどうかなと思ったけど、皆さんの声援のおかげでスタンドに入りました」と振り返った。

苦しみ続けたエースを救った。菊池に19戦目にしてソフトバンク戦で勝ち星がついた。「雄星がやっとソフトバンクに勝ったんで、いい形で戦える」と中村。チームは破竹の12連勝。29日のソフトバンク戦に勝つか引き分けで、10年ぶり22度目のリーグ制覇、20年ぶりの地元Vが決まる。