今季は「逆転の」国学院大、サヨナラ勝ちで首位浮上

中大対国学院大 9回裏国学院大2死二塁、皆川の暴投で生還しサヨナラとなりガッツポーズする二塁走者高橋謙(中央)(撮影・江口和貴)

<東都大学野球:国学院大6-5中大>◇第5週第2日◇5日◇神宮

国学院大は9回裏2死二塁、高橋謙太内野手(4年=生光学園)が、暴投で二塁から一気に生還して中大にサヨナラ勝ちした。

今季4勝中3勝が逆転勝ちと、終盤に強さを見せ、勝ち点2で首位に立った。中大も勝ち点2で並ぶが、勝率で上回る。

6回表を3者凡退に抑えると、雨脚が強まり34分間の中断を挟んだ。2-5と3点のリードを許していたが「ここからだぞ」。「逆転の国学院だ」。ベンチは明るかった。

その言葉通り再開後、二死から4連続四死球で1点を返した。7回裏には無死一塁から途中出場の川口奨弥外野手(4年=旭川大高)が左翼への適時三塁打を放ち同点とした。

鳥山泰孝監督(43)は「昨日に引き続き、今日も誰がヒーローか甲乙付けがたいですね。(逆転勝ちは)今シーズンの勝ち方なのかもしれません。中断中もベンチは盛り上がってました」と笑顔で話した。