62年ぶり珍事!千賀13勝も規定投球回届かない?

オリックス対ソフトバンクソフトバンク先発の千賀(撮影・渦原淳)

<オリックス4-6ソフトバンク>◇5日◇京セラドーム大阪

ソフトバンク千賀滉大投手が7回2失点で13勝目を挙げたが、規定投球回に到達できずに悔しがった。チームからも規定投球回到達者が出ない可能性が高くなり、南海時代の1956年(昭31)以来、62年ぶりの珍事となりそうだ。

この日の試合前時点で134回を投げていた千賀は、9回以上を投げればクリアできる状況だった。しかし「ボール球、余計な球が多かった」と球数がかさみ、7回終了時で124球。さすがに工藤監督も「あそこまでいっちゃうとね…。何もないと言うんだったら、最後まで行けと言うんですけど、次(CS)がある。無理させられない」と残念がった。

千賀は「それ(9回完投)だけを目標に行った。9回投げる気持ちでマウンドに上がって、投げきれなかった。成長せんなと思いました」と悔しそう。「自分のいいところ、悪いところがハッキリ出た。CSまでに合わせていきたい」と気持ちを切り替えていた。