ヤクルト・ブキャナン涙…誕生長男と愛妻に贈る白星

ヤクルト対阪神 3回表阪神2死一、三塁、島田を遊ゴロに打ち取りグラブをたたくブキャナン(撮影・足立雅史)

<ヤクルト6-5阪神>◇8日◇神宮

ヤクルトのデービッド・ブキャナン投手が、6回1失点(自責0)で10勝目を挙げた。2回までに6点の援護をもらい、テンポ良く阪神打線を打ち取った。球団の外国人では07年グライシンガー(16勝)以来5人目の2ケタ勝利に到達した。

お立ち台では「野手がしっかり点を取ってくれて、後ろの野手みんなが助けてくれたので勝てた」と感謝。9月30日には、第1子の長男ブラッドリー君が誕生したと発表。“パパ初勝利”と話題を振られると、うつむいて涙を流した。

「自分の子どもが健康に生まれてくれて、妻も健康で無事出産してくれた。来年、皆さんの前でお披露目できるのを楽しみにしています」と涙を拭きながら宣言した。