阪神糸原全試合出場ピンチ 顔面に自打球、負傷交代

ヤクルト対阪神 3回表阪神1死一、三塁、自打球を左目付近に当てる糸原(撮影・上田博志)

<ヤクルト6-5阪神>◇8日◇神宮

負の連鎖は糸原にまで…。阪神のリードオフマン糸原健斗内野手(25)が負傷交代した。3回の第2打席。カウント2-1からの4球目。外角高めのカットボールにバットを投げ出すようにスイング。打球はホームベース付近でワンバウンドし、糸原の顔面に飛んできた。左目付近を押さえてうずくまり、トレーナーとともに歩いてベンチへ。そのまま負傷交代となった。

試合中に氷嚢(ひょうのう)で顔の左側を押さえ、トレーナーとともに都内の病院へ。詳しい診察は今日9日に受けるとみられる。金本監督は「目だからね。どうしてもぼやけているらしいから。検査に行っているから」と説明。シーズンは残り3試合。ここまで続けてきた全試合出場もピンチだ。ゴールテープは見えている。フル出場の達成感も苦しさも知る指揮官は「何とか頑張ってほしいけどね。頑張って出てほしいけどね。自信になると思うし、全部出れば」と続けた。

糸原はここまで140試合に出場し、チームトップの151安打をマーク。上本、北條、糸井ら続々と負傷者が出るなか、低迷するチームを懸命に引っ張ってきた。軽傷を祈るしかない。【池本泰尚】