広島ファン谷原章介が始球式「CSは緊張感すごい」

CSファイナル広島対巨人 始球式を行う谷原章介(撮影・清水貴仁)

<セCSファイナルステージ:広島6-1巨人>◇第1戦◇17日◇マツダスタジアム

カープの熱狂的なファンで俳優の谷原章介が、マツダスタジアムで始球式を行った。真っ赤な上下に、ファンだという津田恒実、この日先発の大瀬良大地の背番号14の広島のユニホームをまとって、投げ込んだ。

ノーバウンドで会沢捕手のミットに収まったものの、先頭打者坂本勇人の後方を通過するボール球…。坂本勇も予期せぬボールの軌道に驚いた様子で、谷原も苦笑いを浮かべるしかなかった。

「オープン戦などで投げたことはありましたが、CSはさらに緊張感がすごいですね。1球も練習することができなかったのですが、坂本選手に当てちゃいけないと思っていたのにあそこにいくとは…。坂本選手も苦笑していましたね(笑い)。4回目になりますが、前回は真ん中にいったので悔しいです」と思うようなボールを投げられず、唇をかんだ。

それでもカープファンの代表として「CSは通過点なので、悲願の日本一へ突き進んでほしい」とナインへエールを送った。