西武山川1号は空砲…守備で気迫も「勝たないと」

6回裏西武1死、山川は中越え本塁打を放つ(撮影・鈴木正人)

<パCSファイナルステージ:西武4-10ソフトバンク>◇第1戦◇17日◇メットライフドーム

西武山川穂高内野手が1号ソロを放ったが、初戦を落とした。

3-7で迎えた6回1死、カウント2-2からソフトバンク・バンデンハークの5球目121キロのカーブをバックスクリーン左横へ運んだ。チームを勢いづける1発となったが、7回以降は無得点に終わった。追い上げられず「勝たないとね。それだけです」と振り返った。

CSならではの雰囲気や緊張感については「守備では多少緊張したけど、割といつも通りできました」と話した。

6回1死で、ソフトバンク川島のファウルゾーンへの打球を追ってソフトバンクベンチへ飛び込んだ。アウトにはならなかったが、気迫あふれるプレーに西武ファンからは歓声が湧いた。「完全捕球していないですからね」と悔しそうに振り返った。