ソフトバンク内川7年積み重ねCS通算3部門トップ

西武対ソフトバンク 7回表ソフトバンク2死満塁、内川は左前に2点適時打を放つ(撮影・栗木一考)

<パCSファイナルステージ:西武2-8ソフトバンク>◇第4戦◇20日◇メットライフドーム

ソフトバンク内川がプレーオフ、CS通算の「安打、本塁打、打点」の3部門で歴代トップに躍り出た。4点差に広げた7回2死満塁で三遊間を破る2点適時打。「4点差じゃ満塁本塁打で追いつかれるので、一気にいかないといけないところ。打ててよかった」。主将が試合を決定づけた。

プレーオフとCSの通算47安打と26打点は単独トップ。「そういう舞台に数多く立たせてもらって、そういう役割をやらせてもらっている」。11年にソフトバンクに移籍し、13年(4位)以外の7年間で積み重ねた数字が、短期決戦の強さを表している。

8月16日に疲労性の体調不良で離脱した。17年のCSでは4戦連続本塁打も放ったが「毎年うまくはいかない」と心が折れそうになったこともあった。懸命のリハビリが実りCSファイナルSで復帰。不振の松田宣に代わり第3戦からスタメンに入った。「やるしかないと、割り切っている」。開き直りと集中力で存在感を発揮している。【石橋隆雄】