中日松坂、大家に次ぐ白星ブランク2位/データ連載

三塁に走者を置いた時の松坂

<データで見る18年:中日編>

中日に移籍した松坂が6勝を挙げた。ソフトバンクに在籍した15~17年は1試合しか登板がなく、4月30日DeNA戦で日本復帰後初勝利をマーク。日本での白星は西武時代の06年9月19日ソフトバンク戦以来、12年ぶり。94年4月29日→10年5月2日大家(横浜)の16年ぶりに次いで2位のブランク勝利となった。

本塁打5本以外に、許した適時安打は7本しかなかった。得点圏に走者を背負った場面は71打数12安打で被打率1割6分9厘。特に、走者が三塁に進んでから粘った。4月5日巨人戦の1回に一、三塁でゲレーロに左安打を打たれた後は、9月2日巨人戦で岡本に本塁打を浴びるまで31人連続無安打に抑えた。三塁に走者がいる時は29打数3安打、被打率1割3厘で、最も厳しい満塁では12打数0安打と、安打を1本も許さなかった。今季、満塁で10打数以上対戦し無安打に抑えたのは松坂だけ。得点圏での被打率も70打数以上では松坂がトップで、得点圏と満塁では沢村賞投手の菅野(巨人)を上回る粘りを見せ復活した。

これだけ粘り強い投球はなかなかできない。10打数以上の満塁で無安打、70打数以上の得点圏で被打率1割台は11年杉内(ソフトバンク)以来となり、セ・リーグでは97年槙原(巨人)以来、21年ぶりだ。松坂にとって得点圏の被打率は新人の99年1割9分1厘を抜いてプロ入り最高となり、満塁で無安打は2打数0安打の02年以来2度目、10打数以上のシーズンでは初めてだった。

今季は11試合投げたが、登板翌日に登録を抹消された7度を含め、抹消回数8度は両リーグ最多。中6日以内で登板は5月13日巨人戦→20日阪神戦しかなかった。来季はローテーションを守り、06年以来の2桁勝利が目標だろう。2桁勝利の最長ブランクは、01年加藤(オリックス)の12年ぶり。松坂が来季10勝すれば13年ぶりとなり、2桁勝利のブランク記録を更新する。【伊藤友一】