日本ハム郡、来季こそ西武秋山の足と勝負する

室内練習場で自主トレを行う日本ハム郡

<鎌ケ谷FIGHTERS通信:郡拓也捕手>

2軍の千葉・鎌ケ谷で腕を磨く若手や、ケガで調整中の注目選手たちなどの近況を報告します。

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高卒2年目捕手・郡の胸には忘れられない瞬間がある。昨年、1軍デビューとなった10月5日、途中出場でマスクをかぶった西武戦の8回のことだ。先頭の秋山を遊撃内野安打で出塁させた。捕手としての勝負心が、くすぐられた。「走って(盗塁して)ほしいな。勝負したいな。自分の肩で刺せるのかな」。球界を代表する俊足選手との勝負。めったに訪れないその場面に気持ちが高まった。

続く山川が併殺となり、結果的に秋山との勝負はなかったが、その時の興奮は今でも忘れていない。だからこそ来年は、1試合でも多く1軍の試合に出たいという思いが強い。「今年みたいにAクラスで、首位を争っている緊張感を経験したい。来年はそういうところで経験できればいいと思う」。この時打席に立ったのは秋山、山川、浅村の強力クリーンアップ。「目の前で打席に立っている雰囲気が全然違いました」。心臓が飛び出るくらい緊張していたが、3人で抑えたことは大きな自信になっている。

ベテラン捕手からも刺激を受ける。今季からチームに加わりコーチを兼任する鶴岡の存在だ。経験豊富で打撃でも勝負強く、攻守に活躍する姿を理想とする。「この世界は活躍すれば稼げる世界だし、郡自身もいいものあるから、なんとか練習して稼げるように頑張れ」。鶴岡の言葉が励みになっている。今秋からは出場の幅を広げるため、捕手をこなしながら外野守備にも挑戦中。着実に1歩ずつ歩みを続ける。【山崎純一】