日本ハム清宮 小枝氏訃報に「あの時間は宝物」

17年の第28回WBSC U18W杯出場記者会見 記念撮影でガッツポーズする、左から履正社・安田、早実・清宮、八田英二団長、小枝守監督、大阪桐蔭・徳山

日本ハム清宮が、日本代表監督の恩師に活躍を誓った。21日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷で自主トレ後、U18W杯の監督を務めた小枝氏の訃報を聞いた。「日本代表のキャプテンに指名して頂きましたし、小枝さんと一緒に作り上げたチーム。本当にあの時間は宝物だった」。何度も言葉を詰まらせ、瞳をうるませて悲しんだ。

年始には年賀状が届き「活躍を願っています」とのメッセージが寄せられていた。U18W杯の大会中には部屋を訪れ「キャプテンでしたし、態度で示すことだったり、それによってチームは付いていくんだ」と背中を押され、打撃指導を受けたこともあった。早実で学んだこと以外に、プロで生きた小枝氏からのアドバイスもあったという。「より一層、活躍しなきゃなと思う。小枝さんの分まで」。今季に懸ける思いを、さらに強くした。