与田監督、松坂キャンプ離脱「早く治る方向の決断」

練習試合前に談笑するヤクルト小川監督(左)と中日与田監督(撮影・保坂恭子)

中日与田剛監督(53)が17日、ベテラン松坂の沖縄キャンプ離脱に初めて言及した。ヤクルトとの練習試合(浦添)前に報道陣に対応。右肩炎症のため、この日に沖縄を離れ、名古屋に向かった右腕について「チームにとって痛いことは当たり前。こういう形で1日でも早く治る方向の決断です」と話した。

松坂は、キャンプ序盤でファンと接触して右肩を痛め、炎症のためノースロー調整を余儀なくされた。セカンドオピニオンを受けるため13日に沖縄を離れ、診察と治療を受け、16日に沖縄入り。同日夜に与田監督ら首脳陣と約1時間話し合い、17日にキャンプ離脱が決まった。今後は名古屋市内でチームドクターの診察を受け、リハビリメニューを作成し、ナゴヤ球場を中心にリハビリを続ける。

今回のキャンプ離脱で2月はノースロー調整が濃厚で、開幕1軍が絶望的。与田監督は「我々がいくら願ったって治るまではできるわけがない」と、完治まで静観する姿勢を見せた。