ロッテ・バルガスは着実に日本投手に適応/新顔通信

DeNA対ロッテ 7回表ロッテ2死三塁、バルガスは中前適時打を放つ(撮影・林敏行)

<ロッテ新顔通信>

ロッテ新外国人のケニス・バルガス内野手(28)が、着実に日本の投手に適応してきている。

20日のDeNA戦では相手のドラフト1位上茶谷から、もう少しでフェンス越えという左中間への大飛球。試合後に同投手の印象を聞かれると「打ったのはボール球だったけど感じは良かった。相手が注目の投手だというのは全然知らなくて。自分は打つだけだと思っていたんだよ」と笑顔をみせた。

2死三塁で迎えた7回の第3打席では鋭い右前適時打でチーム初打点をマーク。「打点が欲しい場面だったので集中できた」。フリー打撃ではボールをピンポン球のようにスタンドへ放り込むスイッチヒッターだが、状況によって単打も狙える。その器用さは間違いなく日本向きだ。