<練習試合:西武2-3ロッテ>◇24日◇高知・春野総合運動公園野球場
どすん! と打球をスタンドへ運んだ。西武の高知・春野春季2次キャンプ最終日の24日、山川穂高内野手(27)が、ロッテとの練習試合で実戦初アーチを放った。3点を追う初回2死一塁、ボルシンガーの初球。高めの直球をたたいた。バックスクリーン左横へ運ぶ推定125メートルの2ラン。「感触はよかった」とダイヤモンド1周。ベンチ横で今季初の「どすこいポーズ」をさく裂させた。
大相撲力士の御嶽海に似ていることで、今季から採用を決めた新パフォーマンス。腰を落として両足で踏ん張り、力いっぱい両手を天へ突き上げた。「浸透するまではやっていきたいと思います」と初披露。目標の50発達成で野球ファンへ50回、届けるつもりだ。
昨季の本塁打王&MVPは、まだ“横綱”とは思っていない。「立場的にはレギュラーでずっと出ている秋山さんとは全然違う。自分のことだけで精いっぱい。チームのことを先に考えるということはあんまりない。自分のことだけを考えています」。全打席本塁打狙いを公言する希代のホームランバッター。自分主義を貫き、結果的にバットでチームの勝利に貢献する。
悩めるキャンプを過ごしながら感覚を研ぎ澄ます。「自主トレで試してきたことがキャンプで『あれ? なんか違うな』って、いつもなる」。20日から始まった対外試合に初戦から志願の出場。キャンプ最終日に、13打席目にして初アーチを描き「めぐりめぐって、『いいかも』という状況。これはつかみましたね」。天へ突き上げた両手で、しっかりと手応えをつかんでいた。【栗田成芳】