広島小園 初球ツーシーム驚くも配球読んで狙い打ち

DeNA対広島 9回表広島無死一塁、左前打を放つ小園(撮影・前田充)

<オープン戦:DeNA4-4広島>◇24日◇アトムホームスタジアム宜野湾

広島ドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)がDeNAの守護神から対外試合初安打を記録した。

4回裏の守備から途中出場。9回無死一塁の2打席目に山崎康の2球続けたツーシームをたたき、しぶとく左翼線に落とした。対外試合9打席目での初ヒットに「1本出たのでうれしいです。絶対打ってやろうという気持ちで打席に入りました。落ちてくれればいいなと思って走っていました」と初々しい表情で振り返った。

新人らしからぬ冷静な観察力が初安打を生んだ。見たことのない初球ツーシームの軌道に「すごいな」と驚くも「もう1球くるんじゃないかな」と読んだ。ベンチから相手バッテリーの配球を分析。タイミングが合っていない打者に同じ球種を続ける傾向から「頭の中に入れておいた。同じ球が来て、拾えたので良かった」と胸を張った。

新人らしさも全開だ。攻守交代は全力疾走。フィールディングには躍動感がある。打席でもファーストストライクから振る積極性を貫く。緒方監督も「いいプレーをずっとやってくれている」と賛辞を惜しまない。春季キャンプは残り2日。実戦は25日楽天戦が最後となる。主力の打席数が増えれば、小園の出場機会も減るため、キャンプ後の1軍同行は厳しい状況。それでも「しっかりアピールして、新人らしく元気を出してプレーしたいと思います」とさわやかに前を向いた。【前原淳】