清宮苦悶…不安の右手首痛め交代 侍辞退の可能性も

日本ハム対DeNA 9回裏日本ハム1死、2球目をファウルチップしたあとトレーナーと話し途中交代する清宮(撮影・黒川智章)

<オープン戦:日本ハム0-0DeNA>◇3日◇札幌ドーム

日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が負傷交代した。3日DeNA戦(札幌ドーム)の9回1死の第4打席。カウント1ボールからの2球目、外角への変化球をファウルすると、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。トレーナーが駆けつけ、打席途中でベンチに下がった。スイングした際に、右手首を痛めたもので途中交代となった。

同箇所は2月のキャンプイン前に痛みを発症しており、不安視されていた。2月24日の巨人戦でも空振り後に、表情を険しくしていた。試合後は「病院に行ってみてからって感じです」とコメント。あす4日の診断次第で、今後が左右される。

国際舞台を控えているだけに、不安が募る。9、10日の侍ジャパン-メキシコ戦(京セラドーム大阪)のメンバーに選出。初のフル代表に選ばれて注目度は集まっているが、シーズン開幕前。大事を取って、代表辞退の可能性が浮上する。栗山監督は「何が起こっているか、こっちも分からないけど…。心配です」と不安げ。前日2日の同戦ではオープン戦1号を放つなど打撃は上向きだっただけに、患部の状態が気がかりだ。