左内転筋肉離れで実戦から離れている日本ハム中田翔内野手(29)が6日、春季教育リーグのロッテ戦(ロッテ浦和)で実戦に復帰する。
5日、2軍施設のある千葉・鎌ケ谷でチームの全体練習に参加。投内連係や打撃練習で軽快な動きを披露し、順調な回復ぶりを見せた。ともに主軸を担うはずだった清宮が右手有鉤(ゆうこう)骨骨折で離脱するアクシデントに見舞われたチームに、頼れる主将が帰ってくる。
◇ ◇ ◇
開幕へ1カ月を切ったチームに頼れる男が戻ってくる。6日の春季教育リーグでの実戦復帰が決まった中田は「アピールしていかなきゃいけない立場なんで、しっかりアピールできるように頑張っていきたい」。鎌ケ谷での全体練習後には、室内練習場で約30分間、打撃投手相手に黙々とバットを振り込んだ。今季実戦2試合目の出場へ準備を整えた。
1次キャンプ地の米アリゾナでアクシデントが襲った。2月11日の韓国・NCとの練習試合中に違和感を訴え、翌日、現地の病院で精密検査を受けた。診断は左内転筋肉離れ(1度)だった。2次キャンプ地の沖縄では別メニュー調整を続け、キャンプ最終日の同25日に屋外でのフリー打撃を再開するなど、復帰へ向け慎重に準備を進めてきた。この日、練習を見つめた栗山監督は「状態が上がってきたよね。明日から行きます」とゴーサインを出し、実戦復帰が決まった。
チームにとって手痛い状況をカバーする。5日に清宮が右手有鉤(ゆうこう)骨骨片摘出手術を受け、約3カ月の離脱を余儀なくされた。中田自身も新人だった08年、左手有鉤骨を骨折した経験があり、気持ちは痛いほどよくわかる。「手術は絶対した方がいい場所だから、俺も手術してだいぶ楽になってね、こわさがなく打撃ができるようになった。今後のことを考えたらよかったんじゃないかなと思う」と話した。
今年で30歳。キャプテンとして2年目のシーズンになる。ともに打線の中心を担う予定だった清宮が離脱したとはいえ、気を落としている場合ではない。「清宮の替えはいないですからね。チームとしてカバーできるように、みんながみんなプライドをもって、自信を持ってこの舞台にいるので、頑張りたいですね」。おとこ気あふれる主将がチームを盛り立てる。【山崎純一】
<日本ハム中田翔の2月道のり>
◆スロー調整 米アリゾナキャンプ初日に右肩を痛め、ノースロー調整だったが4日目に軽めのキャッチボールを再開。腰にも違和感があり、マイペース調整が続く。
◆屋外フリー再開 9日に屋外でのフリー打撃を再開した。4日ぶりに快音を響かせた。
◆初実戦 11日の韓国・NC戦(スコッツデール)に「6番DH」で先発出場し、左安打を放ち1打数1安打だった。
◆肉離れの診断 12日に現地の病院で精密検査を受け、左内転筋肉離れ(1度)と診断された。NC戦の打席で違和感を覚えていた。
◆別メニュー開始 アリゾナから帰国後、14日の沖縄・名護での練習は不参加。15日から海岸沿いを歩くなどの別メニュー調整がスタート。
◆打撃再開 20日に名護の室内練習場でフリー打撃を再開。25日には屋外でも行い、33スイングで柵越え5本。28日には札幌ドームでの全体練習に合流した。