中日根尾プロ1号「やった!という感じではない」

巨人対中日 6回表中日無死、根尾昂は左越え本塁打を放ち、ベンチで出迎えを受けて笑顔を見せる(撮影・林敏行)

<2軍交流戦:巨人7-1中日>◇23日◇ジャイアンツ球場

中日のドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)がプロ1号を放った。6回無死走者なし、投手野上に2球で追い込まれたが、ファウル、ボールでカウント1-2。5球目、139キロ外角直球を完璧に捉えると打球は逆方向へとライナー性で伸びていく。そのまま失速せずに左翼フェンスを越え、防球ネットに突き刺さった。

初本塁打に敵地ジャイアンツ球場に集まった中日ファンは総立ち。大きな拍手を浴びながらダイヤモンドを1周した。試合後、「2ストライクからだったので、しっかりと甘い球を強い打球ではじき返せて良かったです。来た球にしっかり反応してとらえられました。打った後は伸びてくれと思いました」と話した。

また、初本塁打の感想を問われると「うれしいですけど、やった!という感じではないですね(笑い)」と控えめに答えた。

この日は「2番遊撃」で先発出場。第1打席は一ゴロ、第2打席は遊飛、第4打席は投手への併殺打だった。