<日本ハム4-4オリックス>◇30日◇札幌ドーム
日本ハム王柏融が、日本初安打を放った。2-2の終盤8回1死。均衡したシーンで、待望の一打が出た。
オリックス沢田に2球で追い込まれ、ファウルで食らいつき粘った。7球目。内角高めの直球148キロを引っ張り、右前へ運んだ。一塁ベースへ駆けながらクールな顔を崩し、拳を握り、ほえた。8打席目で響かせた、待望の快音となった。
王柏融 本当に緊張した試合の中で1本打てたのは良かった。始めの1本に過ぎないので、これからもどんどん打っていきたい。
異様なほどの声援を受ける中で、節目を飾った。連日、地元台湾メディアが集結。現地の紙面では、毎日「大王」が大きく取り上げられた。この日は、台湾のファンがツアー観戦で来日。練習見学では、悲鳴にも似た歓声を上げながらフリー打撃に熱視線を送っていた。
王柏融 台湾の観客も日本の観客も、ファイターズのために見に来てくれている。これからも、チームのために結果を残していきたい。
台湾ラミゴでは2度の打率4割をマークするなど、圧倒的成績を残してきた。故郷、そして日本のファンの期待を背負い、決意新たに新天地での一歩を踏み出した。【田中彩友美】