ソフトバンク今宮1号、甲子園初4強の母校から勇気

オリックス対ソフトバンク 3回表ソフトバンク無死、今宮は左越え本塁打を放つ(撮影・上山淳一)

<オリックス4-11ソフトバンク>◇2日◇京セラドーム大阪

ソフトバンク今宮健太内野手がセンバツ高校野球で準決勝を戦った後輩たちからもらったパワーで、今季1号ソロを放った。

3回、内角球に体をクルリと反応させ、左翼ポール際に運んだ。「本塁打になるとは思わなかったが、内角球にうまく反応できた」と納得の一打だった。

母校明豊(大分)が春夏通じ初の4強入り。この日の準決勝はテレビで観戦した。逆転負けで決勝進出はならなかったが、自身のインスタグラムで「ナイスゲームでした。この経験を夏に! これからも期待しています」とコメントを載せ、後輩をねぎらった。試合前練習時も「相手がうまかった」と振り返っていた。

開幕から4試合安打と今年は打てる遊撃手として2番に座っている。5回にも右安でチャンスを広げ、3番柳田の3試合連続本塁打となる3号3ランへつなげた。後輩たちのあこがれの存在として、今季も輝き続ける。