森脇浩司元オリックス監督が福岡工大コーチに就任

4月1日付で就任した福岡工大の森脇浩司特別コーチがノックバットを手に選手に「臨時」指導した(撮影・浦田由紀夫)

福岡6大学野球の福岡工大の特別コーチに就任した元オリックス監督の森脇浩司氏(58)が4日、福岡市内の学校グラウンドで新天地での思いを口にした。1日付で1年契約で就任。初めてグラウンドを訪れた森脇コーチは「福岡工大の理念に触れて共感を得ましたし、以前からもアマチュアから学べとも言われていた。これからは他者への貢献をしていきたいと思った」と引き受けた理由を口にした。この日、早速「臨時」で数選手を相手にノックも行った。

現役時代は南海からダイエーで主に遊撃手。ダイエーのコーチ時代は正確なノックで有名だった。ソフトバンクでは当時の王貞治監督が胃の手術を受けときに監督代行も務め、オリックスでは監督も務めた。「プロでの経験を押しつけるのではなく、自主性、自発性、創意工夫ができる選手を育てたい」。本格的なチーム指導は10日から。今後は不定期ながら、13年以来の春季リーグ優勝を狙うチームを多方面でサポートしていく。