広島野間が首位打者!初猛打で5割 2軍落ちバネに

中日対広島 1回表広島2死、野間は中前打を放つ。投手ロメロ(撮影・前岡正明)

<中日3-2広島>◇4日◇ナゴヤドーム

広島野間峻祥外野手が今季初の3安打で打率をジャスト5割とし、首位打者に浮上した。

初対戦のロメロから1、6回にそれぞれ中前打。3点を追う9回先頭では、速球派鈴木博のインコースを捨て、三遊間へ狙い通りのゴロを放ち足で稼いだ。「思い通りに転がせてよかった」と冷静に振り返った。

開幕前の2軍落ちがバネになっている。打席数を増やすため出場した3月15日のウエスタン・ソフトバンクで本塁踏み忘れと判定され、2軍降格。最後のオープン戦となった同24日ソフトバンク戦で復帰し、好守と2打点で開幕1軍に滑り込んだ経緯がある。

首位打者になっても、負ければうれしくない。「2カードしか終わってないし、いい入り方ができるよう続けて食らいついていきたい。マツダに帰るんで、いいところで打てるように」。なかなか波に乗れないチームをもり立てていく。