二刀流の日体大・矢沢が初安打「外野左寄りだった」

日体大対帝京大 4回表日体大2死一塁、右翼線に安打を放つ矢沢(撮影・垰建太)

<首都大学野球:帝京大3-2日体大>◇第1週第1日◇6日◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか

日体大・矢沢宏太投手(1年=藤嶺藤沢)がデビュー戦で大学初安打を放った。

投手登録だが、開幕カードに「9番右翼」でフル出場。4回2死一塁の第2打席で、帝京大・広畑から右前打を放った。カウント1ボールからの2球目を捉えた。「うれしいです。外野が左寄りだったので、引っ張り気味にいこうと思いました」と、相手の守備位置を確認する冷静さがあった。2回の第1打席では、初球を打って中飛。第1ストライクから振る積極性を見せ、古城監督も「どんどん振っていいと、みんなに言っている。できる人、できない人、いるんだけど」と評価した。

最速149キロ左腕だが、高校通算32本塁打。大学でも、現在は投手、野手両方の練習を行う二刀流だ。矢沢は「最終的には、どちらかに絞ると思いますが、今はどっちもですね」と意欲的に話した。