亜大サヨナラで駒大破る、規定引き分け3分前に決着

押し出しサヨナラで生還する亜大・佐久本(撮影・金子真仁)

<東都大学野球:亜大4-3駒大>◇第1週第3日◇11日◇神宮

亜大がサヨナラで駒大を破り、勝ち点を挙げた。延長10回2死満塁で、中村将己外野手(4年=沖縄尚学)が押し出し四球を選んだ。

佐久本一輝捕手(4年=興南)がサヨナラのホームを踏み、3時間27分でゲームセットとなった。東都大学リーグでは延長規定で「選手の健康管理を目的として、試合時間が3時間30分を超えたら、新しいイニングに入らない」と定めており、延長10回引き分けの可能性も高まっていた。

駒大投手陣が14四死球を出し、両校合わせて63球のファウルボールを打つなど決め手に欠ける試合。亜大・矢野雅哉遊撃手(3年=育英)が遠投128メートルの強肩を生かした守備で、流れを引き寄せ続けた。「投手が頑張っていたので、守備で流れを作りたかった。勝ったことが一番大きいです」と話していた。