阪神大山が初回好機凡退もセ4番最遅弾 監督も評価

阪神対DeNA 3回裏阪神2死、中越え本塁打を放った大山悠輔(右)を出迎える矢野燿大監督(撮影・上山淳一)

<阪神2-5DeNA>◇11日◇甲子園

阪神大山悠輔内野手がセ・リーグの4番で最遅となる12試合目で1号を放った。2点を追う3回2死。大貫の内角ツーシームを左中間席へ運んだ。「初回のチャンスで流れを止めてしまったので、何とか塁に出る気持ちで打った結果が、ホームランになってよかったです」。

初回の反省を生かしたアーチだ。1死二、三塁、カウント2-0と打者有利な状況。ここで同じ内角ツーシームにバットは詰まり、三ゴロで走者をかえせなかった。

矢野監督は「初回の流れの中で打ってほしい打者なのでね。ただ、その後にある意味でやり返したというかね。そういう打席に見えた」と反発力を評価した。人気球団で4番の重圧と戦っている。チームの敗戦に大山は「大事なところで打てるようにがんばります」と言葉を絞り出した。