吉田輝星、藤原封じも被弾した細谷へ逃げ腰四球反省

イースタンリーグ 日本ハム対ロッテ 力投する日本ハム先発の吉田(撮影・横山健太)

<イースタン・リーグ:日本ハム8-4ロッテ>◇13日◇鎌ケ谷

リベンジを果たした。日本ハムのドラフト1位吉田輝星投手(18=金足農)が13日、イースタン・リーグのロッテ戦(鎌ケ谷)に公式戦2度目の先発登板。

3回、59球を投げ2安打2失点だった。同学年のロッテ藤原と昨夏の甲子園決勝以来、プロ入り後初対決が実現し、2打席連続3球三振に抑えた。「いちばん集中できるタイミングで勝負できた。2打席とも抑えることができたのでよかった」と手応えを得た。

昨夏甲子園では3安打2打点と大阪桐蔭・藤原に打ち込まれたが、この日は自慢の直球を軸に、早いカウントから勝負を挑んだ。「際どいところで甘めには入らないように。いいイメージでストライクにいってくれたのでよかった」。対戦した藤原は「まだまだこれからだと思うので力をつけていきたい」と先を見据えた。

吉田輝は反省点も忘れなかった。初回、細谷への初球の真っすぐを左翼芝生席へ運ばれた。続く2打席目は、変化球を多投し、四球を与えた。「逃げ腰になってしまった。そこをしっかり気をつけるように」と気を引き締めた。次回は21日、同リーグのヤクルト戦(戸田)に先発で3イニングの登板予定。「早く1軍でやり合えればいいと思う」。ライバルと1軍での再戦を思い描いていた。【山崎純一】