ヤクルト大下佑馬18日阪神戦先発へ ローテ再編 

巨人対ヤクルト 6回裏から2番手で登板したヤクルト大下(撮影・鈴木みどり)

ヤクルトの先発ローテーションが再編成され、2年目の大下佑馬投手(26)が18日阪神戦(神宮)で起用される見込みとなった。

15日、小川監督は「できれば長いイニングを投げてほしい。去年1年間、頑張ってきたので、堂々と自信を持って投げてほしい」と期待を寄せた。

開幕ローテ入りし、11日広島戦で白星を挙げたベテラン寺原が体調不良のため14日に出場選手登録を抹消。復帰時期について、田畑投手コーチは「まずは体調を戻すこと。本人の状態を優先させたい」とし、寺原が先発予定だった18日に2年目右腕が抜てきされた。

大下はルーキーイヤーの昨季、先発マウンドを2回経験。9月24日中日戦(ナゴヤドーム)では、腰の張りのため前日に登板を回避した小川に代わり、急きょ先発。4回2/3を被安打5の1失点にまとめ勝利に貢献した。今季は、先発ローテ入りを目指してキャンプ中から調整していたが、中継ぎとして初の開幕1軍入り。ここまで7試合、計9回1/3を投げて防御率0・96と安定した数字を残している。「チャンスをもらったところで、結果を出せるように準備していきたい」と話しており、先発での初勝利を狙う。【保坂恭子】

 

◆大下佑馬(おおした・ゆうま)1992年(平4)7月6日、広島県生まれ。崇徳高時代に甲子園出場はなく、亜大ではDeNA山崎と同期。

三菱重工広島から17年ドラフト2位で入団。今季年俸は1500万円(推定)。179センチ、83キロ。右投げ左打ち。血液型O。