中日勝野、前半ヤマ場12連戦GW本拠地デビューも

ブルペンで投球練習を行う勝野昌慶(2019年2月2日撮影)

中日のドラフト3位、勝野昌慶投手(21)がゴールデンウイーク中にデビューする可能性が出てきた。中日は27日から12球団最長の12連戦を戦う。

先発のやりくりがカギを握る前半戦のヤマ場になる。

阿波野投手コーチは15日、ナゴヤ球場での投手練習後に勝野について「候補になります。2軍の手助けも必要。2軍を含めての投手陣なので、意見交換しながらやらないと乗り切れない」と期待を寄せた。

三菱重工名古屋では昨秋の日本選手権で優勝に導いた即戦力右腕。3月に調子を落として開幕1軍を逃したが、2軍戦で4試合に先発して1勝1敗、防御率3・04。安定感は2軍でも上位だ。中日の新人6選手はまだ誰も1軍デビューしていない。1位の根尾は2軍で出場を重ね、2位梅津は右肩痛の影響で出遅れている。

1軍通算出場5試合だった加藤が今季は10試合で先発マスクをかぶっているように、与田監督は昨年までの実績にとらわれない大胆な起用で選手を生かしてきた。2軍の状況には常にアンテナを張っている。12連戦は9試合がナゴヤドーム。新戦力を披露する舞台は整っている。【柏原誠】