サニブラウンに勝った男、中大・五十幡が豪快2ラン

駒大対中大 5回裏中大1死二塁、五十幡は右越え本塁打を放つ(撮影・鈴木正人)

<東都大学野球:中大7-6駒大>◇第2週第1日◇16日◇神宮

俊足も関係ない当たりだった。1番中堅の中大・五十幡(いそばた)亮汰外野手(3年=佐野日大)が、3-2の5回1死二塁で2ランを放った。

カウント1-1から、駒大・山本の高めにきた直球を右越えへ放り込んだ。「最初の打席は初球の真っすぐを打ち上げて、第2打席はインコースの真っすぐを見逃し三振。真っすぐを頭に入れてました」と、前の2打席でやられた球を捉えた。

50メートル走は「手動だと5秒6、機械だと5秒8」という俊足。中学時代、陸上の全国大会でサニブラウン・ハキームを100メートル走と200メートル走で破り、優勝した逸話を持つ。左太もも裏の肉離れで、開幕カードは出場できなかった。「100%でいける、ということで使ってもらっています。全力で持ち味を出していきたい」と声を弾ませた。