「逆転のPL」本領発揮 OBチームが予選初戦勝利

初戦を突破し記念撮影するPL学園OB(撮影・望月千草)

現在休部中の大阪・PL学園高野球部のOBチームが21日、「マスターズ甲子園」の大阪府予選で、初戦の東淀川戦に臨み、17-7で1回戦を突破した。

「マスターズ-」は、全国の元高校球児が憧れの甲子園でプレーするもので、この日は、大阪府予選がスタート。各年代ごとにチームを構成し、シニア、ミドル、ヤングの3世代が、3イニングずつプレーした。

「逆転のPL」の本領発揮だった。2回に4点を先制され、序盤は追う展開に。6対6の同点で迎えた5回表、1死二、三塁から4番壱岐賢太郎内野手(28)が走者一掃のエンタイトルツーベースを放ち、勝ち越した。

阪神の緒方凌介広報と同期だった壱岐は「今は草野球をやっていて硬式は大学(東洋大卒)以来。楽しいですね。4番で使うと言われて。打てて良かったです」とはにかんだ。

結果的には、15安打17得点の大勝。清水哲監督(53)は「やっぱり公式戦と練習試合は違う。向こうの方もPLを倒そうという気持ちが見えた。こっちはその分、緊張した。逆転のPL、それが元の野球なのでしっかりいこうと声をかけた」と振り返った。