日本ハム清水27日から1軍復帰 即先発の可能性も

札幌の室内練習場でマシン打撃する日本ハム清水(撮影・黒川智章)

日本ハム清水優心捕手(22)が、27日ソフトバンク戦(札幌ドーム)から1軍に復帰する。

春季キャンプ直前の1月23日に腰の手術を受けた正捕手候補は、即スタメン出場の可能性もある。この日は札幌市内の室内練習場で打撃練習を行い、「出遅れた分、しっかり準備してきたつもり。自分の開幕だと思って、やれることをやれればと思います」と意気込んだ。

投手ではマルティネス、野手では清宮ら故障離脱者が相次いだチームに、ようやく明るい材料となる。13日の2軍戦で実戦復帰後は、慎重に出場イニングを伸ばしてきた。24日には最長となる7イニングでマスクをかぶり、連戦出場もクリア。「疲れも思ったより出ない。いい感じかなと思います」。先発予定の上原とは、23日の2軍戦でバッテリーを組んだばかりだ。

捕手は開幕からベテラン鶴岡と石川亮が併用されてきたが、ともに打率1割4分3厘、1割1分5厘と苦しむ。チームとしての盗塁阻止率も2割5分8厘でリーグ4位。「肩は自信のある部分なので、投手を助けたい」。昨季7本塁打と1発の魅力もあり、ファームでも6試合で3割5分7厘と好調な清水には、攻守で大きな期待がかかる。間に合った平成のラストカード。遅れてきた正妻候補が、チームを上昇気流に乗せる。【木下大輔】