中日根尾もうすぐ抜糸4日福岡兵庫遠征で実戦復帰も

笑顔で練習を行う中日根尾(撮影・前岡正明)

中日のドラフト1位根尾昂内野手(19)の実戦復帰は、早ければ令和に改元された後のゴールデンウイーク中になりそうだ。

左手人さし指の裂傷で戦線離脱中のルーキーについて26日、小笠原2軍監督がプランを明かした。「抜糸してみないとわからない。練習を見てから。状況次第で遠征にも連れて行って、守備、走塁から出すかもしれない。まあ流動的だね」。

ファームは27日からの阪神3連戦(ナゴヤ球場)の後、休日を挟んで5月1日から3日間、ナゴヤ球場で練習を行う。そこで回復状況を確認。状態が良ければ、4日からの福岡、兵庫遠征(対ソフトバンク、阪神)に同行し、打撃を除いた実戦復帰に臨むことになりそうだ。

根尾は16日のウエスタン・リーグ阪神戦(ナゴヤ球場)の守備で、盗塁の二塁カバーに入った際に走者と交錯。「左手示指の挫創」と診断され、8針を縫った。すでに練習も一部再開。この日も、2軍とは別メニューながら両手でバットを握ってのティー打撃、守備練習、走塁練習を軽快にこなした。根尾も「もう少しで取れます」と、近日中に患部の抜糸をすることを明るい表情で話した。

スタメンなどへの完全復帰は、5月中旬になる見込み。新元号のもと、竜の看板を期待されるスーパールーキーが臨戦態勢を整える。【伊東大介】