ロッテ種市がプロ初勝利の権利持ち降板 5回2失点

楽天対ロッテ ロッテ先発の種市(撮影・足立雅史)

<楽天2-4ロッテ>◇29日◇楽天生命パーク

3年目右腕のロッテ種市篤暉投手(20)がプロ初勝利の権利を持ってマウンドを降りた。

初回から140キロ後半の直球を軸に腕を振った。3回2死に楽天茂木に右前打を打たれるまで無安打投球。4回に4連打で2点を奪われたが、無死一、二塁のピンチで後続を断った。

5回1死一、三塁では楽天4番島内の併殺崩れの間に追加点を与えたかに思えたが、井口監督のリクエストが成功し併殺が完成。5回88球を投げ6安打2失点、3者連続を含む4奪三振でバトンをつないだ。今季はこれまで全て中継ぎで8試合に登板し、防御率1・38。勝ちパターンで6回を任されていた。

打線では女房役の田村が2回に1号3ランを放つなど種市を援護。4-2で終盤戦に入った。