西武山川、13号2ランで節目の通算100号リーチ

西武対楽天 6回裏西武無死三塁、山川は左翼に2点本塁打を放つ(撮影・浅見桂子)

<西武4-0楽天>◇5日◇メットライフドーム

西武山川穂高内野手(28)が、通算99号本塁打を放ち節目の100号にリーチをかけた。2点リードの6回、楽天安楽の直球を左中間スタンドへ運ぶ13号2ランで追撃した。

山川は「今日はこどもの日。たくさんの子どもの前でホームランが打ててよかったです」と、子どもたちに届けた。この試合では、来場した小学生以下の子どもたち全員に山川のサイン入りキッズヘルメットを配布。「キッズヘルメットをかぶって応援してくださいね」と呼びかけた。

試合開始前に予行練習となる“取り組み”が行われていた。大相撲の幕内力士の北勝富士(26=八角)が始球式のため来場。山川が打席に入った。今季から、御嶽海に顔が似ていることから、本塁打後のパフォーマンスにどすこいポーズを採用している横綱級のアーチストとして3球勝負。1球目は大きく外に外れ、2球目は死球すれすれの内角攻め。3球目、ど真ん中への球を強振するも二ゴロ。3球予定だったが、時間があるため1球“おかわり”。しかし4球目も打ち損じ、ファウルで終え、北勝富士に軍配が上がった。

取り組み後、山川は「お相撲さんの球は重かった」。北勝富士は「御嶽海関に似ているので、気合が入りました。大観衆の中で投げられたのは、自分の後々の場面で、役に立ってくれると思う。一生の宝物になります」と目尻を下げた。最後は2人そろって、四股を踏んでどすこいポーズ。予行練習通り、2ランで一緒に生還した秋山と一緒にスタンドに向けてどすこいポーズを披露した。