「来年エース」巨人ドラ1候補に大船渡・佐々木朗希

取材に応じる大船渡・佐々木(2019年5月6日撮影)

巨人は10日、東京・大手町の球団事務所でスカウト会議を開き、今秋ドラフト指名候補選手のリストアップ、評価などを確認した。

最速163キロ右腕で注目を集める大船渡(岩手)の佐々木朗希投手(3年)がプロ志望届を提出した場合は、複数球団の1位指名が確実視される。長谷川スカウト部長は10人ほどいる1位指名の候補として挙げ「評価していない人はいない。あのポテンシャルの高さと身長。考えれば当然」と話した。

巨人長谷川スカウト部長の過去の佐々木評は次の通り。

◆3月31日(栃木・作新学院との練習試合で初視察。佐々木は今季初投げで156キロをマーク)「衝撃を受けた。18・44メートルではなく、14メートルの距離で投げている感じがする。走り方を見たら、プロのトレーニングにも十分対応できると思う。もっと大きくなる。ストレートのキレは、今プロに入っても3本の指に入る。びっくりした」

◆4月6日(U18高校日本代表1次候補合宿の紅白戦で、高校生歴代最速163キロをマーク)「松坂だってマー君だって(打球が)前に飛んでいた。行くチームによっては、来年1軍のエースだよ。普通にケガなくやって、開幕を迎えてほしい。そんな感じの投手です」