坂本勇人9割の確率で日々出塁 天文学的偉業を期待

巨人対ヤクルト 1回裏巨人1死、坂本勇は中前安打を放って開幕からの連続試合出塁を36とし、セ・リーグ記録を更新し、一塁上で歓声に応える(撮影・加藤諒)

<巨人1-4ヤクルト>◇12日◇東京ドーム

巨人坂本勇人内野手の出塁率4割2分8厘とは、文字通り42・8%の確率で出塁し、57・2%の確率で出塁できないことを意味する。

1日4打席に立つと仮定すると、全ての打席で出塁できない確率は57・2%を4回かけた10・7%で、逆に89・3%(100%-10・7%)の確率で1日1度は出塁するということになる(1日5打席なら93・9%)。とはいっても、それを36試合続けられる確率はわずか1・7%。確実に確実を積み重ね、今の記録に到達した。

ちなみにシーズンの残り107試合で出塁を続ける確率は? 89・3%を107回かけた数字は…約0・0005%。今の坂本勇が毎年挑んだとしても、20万年に1回という天文学的な偉業だ。