阪神藤浪「力を抜いて投げられた」2軍戦1回0封

約2カ月ぶりとなる復帰登板を終え、取材に応じる阪神藤浪(撮影・奥田隼人)

<ウエスタン・リーグ:広島6-7阪神>◇18日◇由宇

阪神藤浪晋太郎投手(25)が18日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)で2軍降格後、初登板初先発した。約2カ月ぶりの実戦で、1回を3者凡退に抑えた。

試行錯誤の日々を経て、悩める右腕がマウンドに立った。雨が降りしきる中、1番小園への初球。セットポジションからゆったりと足を上げ、2段モーションで腕を振った。外角に力強い直球を投げ、左飛に打ち取った。2番大盛を空振り三振。3番林を投ゴロ。左打者3人を9球で無安打に打ち取った。「9球しか投げてないですが、しっかり投げられて良かったかなと思います」と前向きだった。

3月12日、中日とのオープン戦(ナゴヤドーム)を最後にマウンドを離れ、2軍で調整を続けた。今月10日からはブルペンで2段モーションに取り組んだ。「特に意識はしてないですが、力を抜いて、いい感じで投げられた」と手応えをつかんだ。

志願の復帰登板だった。17日、鳴尾浜で残留練習に参加していた藤浪は安藤2軍育成コーチに感触の良さを伝えた。そこで首脳陣が1イニング限定の先発マウンドを用意。見守った平田2軍監督は「久しぶりの登板にしては落ち着いて、マウンドの感触を味わってピッチングできていた。今日の感触なら大丈夫」と評価した。今後は先発でイニングをのばしていく方向だ。藤浪も「とりあえずマウンドに上がれた。ここからしっかりやっていきたい」と話す。再び輝きを取り戻すために、第1歩を踏み出した。【奥田隼人】