中日松坂、右肩に大きな変化なしも実戦登板は未定

キャッチボールの途中、門倉コーチ(左)と話す中日松坂(撮影・前岡正明)

中日松坂大輔投手(38)の右肩の状態に大きな変化がなかったことが24日、確認された。

松坂は春季キャンプ中の2月初旬にファンとの接触をきっかけに右肩に炎症を起こし、戦列を離脱中。23日にナゴヤ球場の室内練習場で、井領らを相手に実戦形式の打撃投手を務めていた。カウントを設定するなど、投球内容が真剣勝負に近い状況になることで緊張感も加わり、一夜明けた右肩の状態がどうなるかが復帰に向けた課題の1つだった。

この日、松坂は門倉2軍投手コーチに状態を伝えたあと「体は問題ないです」と明かした。報告を受けた門倉コーチも「多少の張りはあるくらいで、気にするあれはない」と語った。実戦登板を含めた今後について、松坂は「話はしていますが、1日1日確認して先のことをやっていきます」と、次の段階を視野に入れながらも日々体調を確認することを明言。門倉コーチも「今のところは何も決まっていません」と未定とし「まだ気になること、逆戻りすることが怖いので、失敗することなく慎重に、必要以上にチェックして進んで行ければ」と、より気を配って状態の変化を見極める必要性を強調した。