ドラフト候補のJR東日本・太田は制球乱れ無念KO

鷺宮製作所戦に先発したJR東日本・太田(撮影・古川真弥)

<都市対抗野球大会東京都2次予選:鷺宮製作所5-1JR東日本>◇28日◇大宮

今秋ドラフト上位候補のJR東日本・太田龍投手(20=れいめい)が先発したが、1回2/3、2安打2四球1失点で降板。負け投手となった。

初回、鷺宮製作所の先頭・竹原に中前打を打たれた。1死から二盗を決められ、さらに暴投を2つ重ね、1点を与えた。2回は先頭の保戸田への四球から2死二、三塁となったところで、早くも交代を命じられた。

高めに浮く球が目立ち、制球に苦しんだ。一方で指にかかった球もあり、最速は148キロを記録。変化球で空振りも奪った。試合後「自分としては、そんなに悪いとは思っていません。いつもどおりでした」と淡々と話した。ただ、2盗塁を許した点に触れ「修正したい」と話した。

今年で高卒3年目を迎え、ドラフト対象選手となった。190センチの長身から繰り出す最速153キロの直球が武器。スケールの大きい本格派右腕として、ドラフト上位候補に挙げられている。

堀井監督は「初回の1点は、暴投、暴投で、もったいなかった。四球を出して、ペースをつかみづらくなった結果、ああいう展開になったのかも知れない」と指摘した。

チームは相手先発の野口を打ちあぐね、敗れた。勝っていれば、この日の第1試合で明治安田生命に勝利したNTT東日本と第1代表をかけた試合に臨めていた。第2代表を目指し、まずは29日に東京ガスと戦う。