ソフトバンク和田1軍モード 工藤監督も昇格心待ち

ソフトバンク対中日 先発した和田は7回を投げ無失点と好投、笑顔を見せる(撮影・梅根麻紀)

<ウエスタン・リーグ:ソフトバンク1-0中日>◇29日◇タマホームスタジアム筑後

左肩痛からの復活を目指すソフトバンク和田毅投手は1軍復帰準備OKだ。ウエスタン・リーグの中日戦(タマホームスタジアム筑後)で今季最長の7回を投げ3安打無失点の好投し「どうだ? と言われたら、行けますと言いたい」と1軍モードに仕上げた。

前回対戦した22日に5回6失点と打ち込まれた中日に「新スタイル」でリベンジした。投球プレートを踏む位置を一塁側から三塁側に移し、カットボールやツーシームを多投。メジャー時代に近い配球だ。同学年の中日松坂が前日28日に復帰登板し、変化球中心で抑えた姿に「より(スタイル変更の)決心ができた。勇気をもらえる投球だった」と背中を押された。球数も前回の99球より少ない92球に抑える省エネ投球だった。

現在1軍の先発陣では東浜、ミランダが2軍調整中。前日28日は中継ぎが本職の二保が7年ぶりに先発するなどローテーション事情はは苦しい。工藤監督も「明日(肩の状態が)問題なければ。そこがクリアできれば、いつでも上で、となる。他の投手との兼ね合いになるので。来週になるのか、再来週になるのか」と心待ちにした。【山本大地】