巨人原監督「肥やしに」今村が志願続投でピンチ脱出

阪神対巨人 6回裏阪神2死三塁、打者マルテを前にマウンドに駆けつけ、今村(右から3人目)と話をする原監督(同2人目)(撮影・狩俣裕三)

<阪神8-4巨人>◇29日◇甲子園

巨人今村信貴投手(25)が原監督に志願の続投でピンチを脱出し、6回2失点と好投した。

3点リードで迎えた5回、2死二、三塁から上本の2点適時二塁打で1点差。6回2死三塁のピンチではマウンドに駆け寄った原監督から「俺はここは交代だと思う。どうだ?」と聞かれたが「いかせてほしいです」と志願。気迫でマルテを抑えた。

原監督は「何とか6回を投げ切らせたいところもあった。肥やしにできるゲームですよ。緊張感というのは、そこでどういう風に戦える姿を描けるか。それは肥やしになると思いますよ」と話した。今村は「あそこ(5回のピンチ)で抑えられたのは次につながります」と話した。