阪神大山が先制9号3ラン「援護できてよかった」

阪神対巨人 1回裏阪神1死一、三塁、3点本塁打を放つ大山(撮影・狩俣裕三)

<阪神5-2巨人>◇30日◇甲子園

阪神は前日のサヨナラ満塁弾の余勢を駆ったように、いきなりの先制3ランで幕開けした。

初回1死一、三塁で4番の大山悠輔内野手(24)が左翼ポール際に9号3ランを放り込んだ。ヤングマンのスライダーにやや泳がされながら、左手を伸ばしてフォロースルーした。「初回の先制点がほしいチャンスの場面だったので、打つことができてよかったです。風にもうまく乗ってくれました」と振り返った。

前日29日は4-4の延長12回に高山俊外野手(26)が代打サヨナラ満塁本塁打を放っていた。

大山は中盤にも適時打。3-2の5回、糸井の三塁打に続いて中前打を放って4点目をたたき出した。「追加点がほしい場面で、焦ることなくしっかりと我慢して打つことができた。(高橋)遥人も頑張っているので援護できてよかった」。力投する後輩左腕への援護打だった。