大田泰示サヨナラ打で日本ハム7連勝「サイコー」 

日本ハム対ヤクルト 試合後、スタンドの声援に応える大田(撮影・黒川智章)

<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム7-6ヤクルト>◇4日◇札幌ドーム

日本ハム大田泰示外野手のバットが7連勝を呼んだ。6-6の延長10回1死二、三塁。ミスを恐れなかった。

「とりあえず振っていかないと」。ファウル2球で追い込まれたが、無我夢中で打球を飛ばした。6球目、111キロの変化球を高々と打ち上げサヨナラ中犠飛。チームメートから水圧強めのウオーターシャワーを受け「冷たい」と、勝利の熱を心地よく冷ました。

劇的勝利を裏付ける、自信があった。「負けている時でも、おのおのがやることをやっている。そういうのが出来たから、今がある」。一時は勝率5割を行ったり来たりで、フラストレーションがたまる試合が続いたが、ついに首位楽天に0・5ゲーム差の位置まで浮上した。大田は、お立ち台で「本当にサイコーですね」と余韻に浸った。勝負の交流戦で、白星を積み上げていく。