ソフトバンク196cm右腕椎野がプロ初勝利

プロ初勝利を挙げ工藤監督(左)と握手を交わす椎野(撮影・栗木一考)

<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク5-2中日>◇5日◇ヤフオクドーム

身長196センチ。ソフトバンク2年目右腕の椎野が、うれしいプロ初勝利を手にした。先発和田の後をうけて2番手として6回から登板。1イニングを投げて1安打されたが、盗塁死もあり、打者3人で無失点に抑えた。「和田さんからバトンを渡され、力が入りました」と、150キロを超える直球を武器に得点を許さなかった。試合後はプロ初のお立ち台も経験。「めったにないし、うれしかった」と白い歯をこぼした。

股関節の柔軟性を高め、ステップが6歩半から7歩に広がった。「球速も上がったし、下半身から上半身への連動がうまくいって、球に力が加わるようになったと思う」。ここ4試合は無失点救援を継続中だ。自主トレを共にし、この日セーブを挙げた守護神森からは「おめでとう」と、和田からは「お立ち台で何言うか考えとけよ」と祝福された。長身右腕が、メモリアル勝利をきっかけにチームの交流戦快進撃を担う。