阪神原口240日ぶり1軍甲子園 右翼席に一礼

広島対日本ハム  6回裏阪神2死二、三塁、有原航平の暴投で三塁走者の大山悠輔に生還を促す原口文仁(撮影・上田博志)

<日本生命セ・パ交流戦:阪神2-3日本ハム>◇7日◇甲子園

大腸がんから戦列復帰した阪神原口文仁捕手(27)が昨季10月10日DeNA戦以来、240日ぶりに1軍甲子園公式戦に出場した。1点を追う6回2死二、三塁で登場し、打席に入る前に右翼席に一礼。有原の暴投の間に同点とし、なおも2死三塁でフルカウントから空振り三振に倒れた。

昨年末に大病が発覚し、今年1月24日に大腸がんで手術を受ける意思を公表。6月4日に今季初めて出場選手登録され、その日の敵地ロッテ戦では代打で適時二塁打を放っていた。復帰戦直後には「自分のやるべきこと、目の前のことをしっかり準備して、結果を求めてやっていきたい」。千葉遠征を終えて聖地に降り立った。