阪神原口267日ぶり捕手「歓声聞く余裕なかった」

阪神対日本ハム 9回の守備を終えベンチに戻る捕手原口(撮影・清水貴仁)

<日本生命セ・パ交流戦:阪神5-10日本ハム>◇8日◇甲子園

大腸がんから復帰4戦目の阪神原口文仁捕手が、18年9月14日ヤクルト戦(甲子園)以来、267日ぶりに1軍マスクを被った。

8回、梅野に代わって「捕手原口」がコールされると、スタンドは大歓声で迎えた。リリーフの馬場、守屋をリードして2回を1失点にまとめた。守備復帰を「(歓声を聞く)余裕はなかった。打席とは違う。久しぶり過ぎて」と振り返り「出られる時に、良いものを出していきたい」と次の出場機会をにらんだ。藤井バッテリーコーチは原口の動きについて「無難にできていたと思う」と次第点を与えた。