高卒新人初登板1勝吉田輝星、金足農から38年ぶり

日本ハム対広島 プロ初登板初勝利を挙げウイニングボールを手に笑顔の日本ハム吉田輝(左)。右は栗山監督(撮影・井上学)

<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム2-1広島>◇12日◇札幌ドーム

日本ハムのドラフト1位、吉田輝星投手(18)がプロ初登板初先発で初勝利を飾った。5回4安打1失点、4奪三振の好投だった。

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▼吉田輝がプロ初登板を白星で飾った。高卒新人の初登板初勝利は15年安楽(楽天)以来で、66年のドラフト制後は19人目(2リーグ制後は32人目)。日本ハムでは10年中村以来となり、ドラフト制以前の62年尾崎(救援)を含め7人目になる。吉田輝の相手は現在セ・リーグ首位、昨年優勝の広島で、先発は昨年最多勝の大瀬良。ドラフト制後、首位相手は66年森安(東映)87年近藤(中日)99年松坂(西武)15年安楽に次いで5人目、前年優勝チーム相手は66年森安、15年安楽に次いで3人目。前年最多勝投手との先発対決を制して初登板初勝利は、ドラフト制以前を含め吉田輝が初めてのケースだ。

▼金足農からは81年小野(西武=先発)に次いで2人目。2リーグ制後、初登板初勝利の高卒新人が2人誕生した高校は、52年清水(毎日=先発)と61年大崎(大洋=救援)の平安、60年波山(大洋=先発)と05年ダルビッシュ(日本ハム=先発)の東北に次いで3校目。ドラフト制後に2人は金足農が初めてだ。