中日松坂、順調なら次回登板は21日広島2軍戦

ウエスタン・リーグ阪神対中日 3回、走者を背に投球する中日松坂(撮影・森本幸一)

<ウエスタン・リーグ:阪神6-10中日>◇14日◇甲子園

右肩炎症から復活を目指す中日松坂大輔投手(38)が14日、甲子園凱旋(がいせん)登板で1軍復帰に大きく前進した。

ウエスタン・リーグ阪神戦(甲子園)に先発し、4回4安打1失点。「順調に仕上がっている。気持ち的にはいつでも(1軍に)いけるという気持ちを持ってやってる。あとは使ってくれる人の判断」と自信を深めた。

前回5月28日の同ソフトバンク戦は変化球主体だったが、この日は最速143キロの直球の使い方も工夫し「今の真っすぐを良く見せるためにはどう変化球を使うか。今日もそれは考えて投げた」。直球が生きた62球に手応えを感じた。1軍に復帰したソフトバンク和田の活躍も刺激になっている。「体調に問題なければ、また1週間後とか。(イニングや球数に)制限をかけて投げる必要はない」と全快間近。順調なら21日からのウエスタン・リーグ広島3連戦(ナゴヤ)で先発。交流戦明けの1軍復帰が現実味を帯びてきた。