楽天則本、充実の復帰戦「変化球の精度良かった」

楽天則本昂大(19年2月19日撮影)

<イースタン・リーグ:楽天7-4巨人>◇20日◇楽天生命パーク

3月11日に右肘のクリーニング手術を受けた楽天則本昂大投手(28)が20日、楽天生命パークで行われたイースタン・リーグの巨人戦で実戦復帰を果たした。

3回2安打1失点4奪三振。最速152キロを計測した直球は、22球の平均でも150キロに迫った。2回に甘く入った初球149キロを和田に右翼席まで運ばれ「真っすぐは制球にばらつきがあったし、キレもまだベストじゃない。全球種を投げた変化球の精度は良かったと思う」。伸びしろ十分の36球に充実感がにじんだ。

この日は40球をメドとしていた球数を増やしながら、球宴(7月12、13日)前後の1軍復帰を目指すのがかねてのプラン。復活ではなく、進化を見据える。「そのために手術を受けましたし、もっともっと高いパフォーマンスが出せるように。焦らずに状態を上げて、今、上で全力で頑張ってくれているメンバーが疲れた時に自分が力になれたら」とエースの自覚を示した。