法大・宇草が代表選考合宿紅白戦でドラ候補から1発

ドラフトファイル:宇草孔基

<ドラフト候補生全員!? 会いに行きます>

<侍ジャパン大学日本代表選考合宿>◇第2日◇22日◇バッティングパレス相石スタジアムひらつかほか

法大・宇草孔基外野手(4年=常総学院)が打って、走って、アピールした。日米大学野球選手権大会(7月16~21日)の代表選考合宿第2日。雨のため平塚から横浜の日体大グラウンドに場所を移した紅白戦で躍動した。

第1試合の4回先頭、東北福祉大のサイドハンド津森から1発を放った。「芯は食いました。上がりすぎたけど、振り切れたので入ってくれました」と笑顔。今秋ドラフト上位候補のインハイ直球を右越えにたたき込むと、6回無死二塁では右前適時打。さらに二盗、三盗を成功させ、後の打者のポテンヒットで生還した。

代表への思いは強い。高校時代にU18に選出されたが、結果を残せなかった。「悔しかった。早く終わってくれと思ってました」と今も心に引っかかる。4年前の嫌な思い出を振り払うためにも、この合宿にかけている。内容も追い求める。第2試合は「第1試合で打った分、欲を出しすぎて」2打席凡退。最後の第3打席で修正した。右飛に倒れたが、捉えたライナー性に「いい感じで終われました」と納得できた。代表メンバーは23日の合宿最終日終了後に発表される。【古川真弥】

巨人青木スカウト(宇草に)「身体能力が高い。あれだけ身長(185センチ)がありながら足もあるのは珍しい。打撃はテークバックがうまく、小さい変化に対応できる」